好酸球増多をきたす疾患

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好酸球増多をみたら

好酸球といえばアレルギーの時に増えるのかな、くらいの印象を持っていた。

しかし、好酸球増多というのは非常に危険なことだという。

〜好酸球が増えるというのは家に象が入ってきたと思いなさい〜

私の知る先生がおっしゃっていた言葉。
正直意味が分かりにくいが、何でもかんでもぶち壊してしまうということだ。

あらゆる臓器が好酸球によって障害されるので、命にも危険が及ぶ。

心筋炎、肺炎の他、皮膚や消化器の合併症が多い。

好酸球増多をきたす疾患

〜二次性のもの〜

大部分は二次性である。

1.感染症
   大部分は寄生虫である。

2.薬剤
   ・抗けいれん薬、抗菌薬、抗リウマチ薬、アロプリノール、食物アレルギー

3.肺好酸球増多症
   ・Loeffler症候群
   ・アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
   ・気管支拡張症
   ・嚢胞性線維症

4.自己免疫性・炎症性・中毒性など
   ・アレルギー性疾患(気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、血管性浮腫、蕁麻疹)
   ・好酸球増多-筋痛症候群、油中毒
   ・好酸球性筋膜炎、木村病
   ・膠原病(EGPA、GPA、関節リウマチ、結節性動脈炎、全身性強皮症)
   ・サルコイドーシス、好酸球性胃腸炎、炎症性腸疾患、慢性膵炎

5.悪性腫瘍

6.内分泌疾患
   ・Addison病など

EGPA…好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
GPA…多発血管炎性肉芽腫症
 

〜クローン性〜

1.急性白血病

2.慢性骨髄疾患(慢性骨髄性白血病、リンパ腫など)

〜原因不明なもの〜

好酸球増多症候群

好酸球数に着目

500~1500/μlの軽度の好酸球増多ならばまずアレルギー性、アトピー性、薬剤性を考える。

2000/μl以上であれば、臓器障害の合併を評価する必要がある。特に好酸球性心筋炎に注意。

また、好酸球以外の血球も増加している場合は骨髄増殖性疾患の可能性が高くなる。

まとめ

好酸球増多をみたら、まず二次性の好酸球をきたす疾患を検索する。アレルギー疾患の頻度が高い。

好酸球性心筋炎などの合併症が深刻であれば入院してステロイド。

二次性好酸球増多症を除外できたらクローン性疾患を疑う。

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