心不全ってなに?医学部生が誰でもわかるように解説

医学

こんにちは、プロリンです。

突然ですが、心不全ってなにか知ってますか?

簡単よー。「心臓がダメなんでしょ?」

そのとおり。よくわかっていますね。

しかし、意外と知られていないことも多いのが心不全。

わかりやすーく、できるだけ専門用語を使わずに説明したいと思います。

また、分かりやすさを重視するため、一部正確でない表現があるかもしれません。

心不全は病名ではない

実は、心不全というのは病名ではありません。

心不全とは、

さまざまな理由によって、心臓がうまく機能しなくなり、いろいろな症状が出てしまう状態のことを言います。

プロリン
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つまり、心臓がうまくはたらかなくなったのが心不全。

その原因はいろいろあるわけよ。

なるほど、心筋梗塞とか不整脈とかの病気で心臓が動かなくなると

心不全になるんだね!

心臓の機能とは

まず、心臓のはたらきを確認しておきましょう。

プロリン
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心臓の役割は、「ポンプ」です。

血液を静脈から吸い上げ、動脈へと送り出すポンプなのです。

これだけです。

心臓に出入りしている大きな血管は4種類。

大動脈、大静脈、肺動脈、肺静脈、です。

血管はすべてひとつながりで、血液は一度も血管の外に出て行くことなく、ぐるぐると循環しています。

(実は血管には小さな穴が空いており、血漿という水成分は外に染み出しますが、赤血球などの血球は基本的に外に出ません。)

血液の流れは、

…→大静脈→心臓(右房→右室)→肺動脈→肺→肺静脈→心臓(左房→左室)→大動脈→全身の毛細血管→大静脈→心臓→…

となります。

つまり、

全身の静脈から血液を吸い上げ、一回肺へ送り血液に酸素をたっぷり補給し、

その後、再び全身へ血液を送り出す。

これが心臓の役割です。

個々の細胞が生きていくために必要な、酸素や栄養(糖)などは、ほぼすべて血液が運んでいるので、

血液が運ばれないと、全身の細胞が死にます。

心臓が止まると人も死んでしまうのはこのためですね。

さて、心臓の正常機能が分かったところで、心臓がだめになるとどうなるのか、見ていきましょう。

血液が送り出せない

心臓がだめになると、全身に血液を送り出すことができなくなります。

これは簡単に想像できますね。

そうなると、酸素や栄養が全身に届きません。

そうしていろいろな臓器の機能が落ちてきます。

しかし、これだけではないのです

血液を吸い上げられない

血液を送り出すだけでなく、吸い上げるのも心臓の役割です。

吸い上げができなくなることによって、

さまざまな症状がでます。

もう一度血液の流れを確認します。

大静脈→心臓(右房→右室)→肺動脈→肺→

大静脈から戻る血液は、右房→右室に流れ込むのてす。

大静脈から肺までの流れを右心系といいます。

肺→肺静脈→左房→左室→大動脈

こっちは左房と左室なので左心系です。

右心不全

右心系の心不全を右心不全といいます。

具体的には、大静脈の血液を吸い上げることができないことによって生じます。

血液を吸い上げられないと、全身の臓器に血液がたまってしまいます。

足に血液がたまり、足がむくみます。

肝臓などに血液がたまります。

左心不全

左心系の機能が落ちると、肺からの血液を吸い上げることができなくなるため、肺に血液がたまってしまいます。

この状態を「肺水腫」といいます。

空気の出入りを行う肺に水が溜まってしまうと、空気の交換がうまくいかなくなります。

呼吸が障害され、息切れなどの症状につながるのです。

さらに心不全には急性心不全と慢性心不全がありますが、

これらは、心不全が短時間で起これば急性心不全、長い時間をかけてゆっくりと心不全に至れば、慢性心不全となります。

起こりうる症状は非常に似ています。

ご指摘、ご質問があればコメント欄へお願いします。

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