インフルエンザは薬を飲まないとどうなるか

こんにちは、医学生プロリンです。

インフルエンザ。
多くの人が一度はかかったことがある病気ですね。

しかし、一般の方にはあまり知られていないこともたくさんあるようです。
今回はインフルエンザについて医学的な視点から情報をお届けしたいと思います。

インフルエンザとはどんな病気か

ご存知の通り、非常に高い熱、39℃程度の発熱が急に出てくることが多いです。
また、普通のかぜと同様に、咳や鼻水もでます。

関節痛、腹痛、下痢、嘔吐など多彩な症状を示すこともあります。

また、眼が充血することがあり、これは普通のいわゆる「かぜ」ではあまり見られない症状ですね。

どんな病気にも言えることですが、これらの症状が必ず出現するわけではありません。

関節痛のないインフルエンザもありますし、熱が高くないこともあるかもしれません。
ですので、典型的なインフルエンザに当てはまらないからといって、インフルエンザを否定することはできません。

インフルエンザの出席停止期間は?

学校保健安全法で、出席停止期間というのが定められています。権限は学校長にあります。

インフルエンザの出席停止期間は、発症後5日経過し、かつ解熱後2日です。
発症後5日と解熱後2日を両方みたす必要がありますので、注意してください。

インフルエンザは基本的に自然になおる??

そう、インフルエンザ、というのは、健康でリスクのない成人であれば、基本的には何もしなくても寝ていれば治ります。
かぜと一緒です。

つまり、健康で何の病気もない大人が、インフルエンザにかかった場合、病院にいかなくても大丈夫、ということになります。

インフルエンザは、かぜと違い、治療薬があります。タミフルやら、リレンザやら、ゾフルーザ。
ゾフルーザはすごいぞ!なんて聞いたことがあるかもしれませんが、現時点では「いい薬」とは言い難いという印象です(詳細は今回は書きませんが)。

いい薬があると言っても、普通に治るのであれば、飲まないほうがいいと思います。
日本以外の世界の国では、このような方には通常タミフルなどの抗ウイルス薬は使われません。

では、くすりが必要なのは、どんなときでしょうか。

こどもや高齢者、基礎疾患のある患者

5歳以下の小児や高齢者、その他の基礎疾患(喘息や糖尿病、心疾患など様々)をもつ方、妊婦などは、肺炎などの合併症をおこすリスクが健常成人に比べて高いので、抗ウイルス薬が適用になります。

したがって、上記のような方で、インフルエンザを疑うような状況であれば、病院へ行くべきでありましょう。

インフルエンザの合併症とは?

小児や高齢者、基礎疾患のある人では合併症をきたしやすいのですが、合併症にはどのようなものがあるでしょうか。

まず、肺炎。
これは、インフルエンザウイルス直接、肺炎を起こす場合と、別の細菌感染が合併することによって肺炎が起こる場合があります。

次に脳症などの神経系の合併症、

そして筋炎や心筋炎、心膜炎などもあります。

これらは頻度は高いとは言えないものの怖い合併症であるので、リスクの高い人はやはり薬による治療が必要でしょう。

なにか質問があればコメント欄へ。

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